側頭葉てんかん海馬は「怒り・不安」と密接に関連

海馬付近は記憶をつかさどる部位。

なので、そこを損傷すると以下のような症状が起きます。

怒り、不安、もっとも原始的な感情部分と言われている場所で、そこは生命の危機に関する判断をする場所だからこそ一番原始的で、生き物として記憶と関連する場所ではないでしょうか。

怖い事を記憶をしていないと、次同じ危険な状況が現れた時に回避できません。だから一番最初に発達したんだと思います。そこの部分を重要視して逆にうまく使えば記憶力等を上手に活用する事ができるのではないでしょうか。

以下側頭葉てんかんの引用です。主な症状が書かれています。

側頭葉てんかんの随伴症状

 側頭葉てんかんが他のてんかんと異なっている点は、発作以外にいろんな随伴症状を伴うことです。
記憶障害もその一つですが、それ以外に、性格変化、精神症状などを伴うこともあります。

 海馬は、辺縁系と呼ばれる脳の古い部分に属しています。
つまり、人間でも動物でも共通に発達している部分で、人間の進化の過程で発達した大脳新皮質とは異なります。
ネズミの海馬などは、脳の断面を作ると、その大部分が海馬で占められています。
この古い脳である海馬は、“怒り”“不安”などの原始的感情とも密接に関係しています。
てんかん発作は、一種の電気現象であるから、たとえて言えば、発作前の状態は海馬が充電した興奮状態にあるとも言えるでしょう。

この状態になると、いらいらが強くなったり、攻撃的になったりしがちです。
同じことを言われても、普段なら聞き流しておくようことでも、激しく反抗してきます。
些細な原因で、ひどく怒り出したり、時には、暴力を使ったりすることもあります。
怒りの対象は、最も多いのが母親です。
さらにエスカレートすると、対人関係もうまく保てなくなってきます。
しかし、てんかん発作が起きて海馬に貯まった電気が放電されると、本来の穏やかな性格に戻ります。
側頭葉てんかんを持つ患者さんの性格変化は、このように良いときと悪いときと、むらがあることです。
いつも機嫌が悪いのは、てんかんのせいではなく、もともとの性格と言うことになります。
また、側頭葉てんかんでも、このような性格変化が全く見られず、きわめて穏やかな性格の人もいらっしゃるので、とても不思議です。


怒り、不安、これは単純に「怖い」という部分につながっていると思います。

なので、怖がっている人は「攻撃的」になってしまうんですよね。

わからないのは怖い事なので。


海馬を取り除く事でてんかんが収まるとも言いますが、しかし、記憶するという脳の機能を物理的に取り除くという事でもありますので、それは避けた方がいいですよね。何も覚えられない状況だとそれこそ人生が大変なことになります。

海馬と呼ばれるぐらいですから、タツノオトシゴにとても似ています。
よくここまでにたなぁと思うぐらい。

詳しくはこちらへ

寝る子は記憶力も良い("▽"*)アヒョ 
http://hyper-chemistry.blog.so-net.ne.jp/2012-09-18


発作





タグ :海馬記憶