議題は
「小さな島の大きな挑戦~イノベーションを生み出す力」
という事で、沖縄というこの小さな島々から
いかにイノベーションを起こしていくかというお話でした。
コーディネーターとして、西本一郎氏(日経BP社 産学連携事務局長)が司会進行を勤め、さまざまなお話を引き出しながら、緩やかに進められていましたよ。
まず沖縄というよりは地域での医療システムとして
すでに北海道で活躍されている平澤さん、
平澤さんはとてもお話上手でやわらかく、聞いていて楽しくなる形でした。
何をされているかというと、簡単に言えば、「レントゲンの遠隔診断」です。
北海道はでかいですよね、そこでレントゲンの専門診断を受ける場合、
地域から札幌等の都会に出るまでにはとっても時間がかかるわけなんです。
放射線技師としての経験を行かして、その穴を埋めようとしたのが、
画像の診断をネットを介して行うこと。
今まで車で4時間かかって行く病院に行かなくてすむようになった。
それって時間も費用も患者さんにとっては大きく助かるところですよね。
それが地域医療の医学会的にも大きなイノベーションになった訳です。
そういう事例をなんだか朗らかに話してくださると、こっちも元気が沸きますよね(^^)。
そして他の沖縄の方々については、
フコイダンや
発酵ウコン等で有名な会社なので、説明していると本筋から外れてしまうので、省きますが、色々な形でやはり挑戦をされていました。
その中でまずイノベーションを生み出す力というポイントについてのお話なのですが、
やはりひらめきと行動、苦労と楽しみ、
やってやろうという意気込みが大切なのではないかとの事でした。
そして前編でお話した偶然の事、それをいかに必然に変えるのか、
つまり、偶然そこに同居する事があっても、それに気が付かなければ、
それをチャンスとして逃さずに行動しなければ何も起こらない事を強く語られていました。
具体的なことからチャンスを自分の目で抽出する大切さが必要ですよね。
そしてそれを抽出して狭く突き詰める事で、ある一定のクリティカルマスを超えたときに
大きな広がりになって動いていくという事もおっしゃっていました。
もう一つ重要なのは、やっぱり人です。
パネルディスカッションを行っている皆様の見解で面白かったのが、
「スペシャリスト」は扱いにくい。というお話です。
これは経営者的な判断なのかもしれませんし、
企業規模や状況がベンチャーであるという事であるのかもしれません。
しかし、スペシャリストとして一点特化されている人を扱うよりも、
言って見せて、やってみせる、そして同じ体験を積ませて進むという
新卒を、人を育てていく方が動きやすいとか。
確かにそうかもしれませんよね、
「言ってみせ、やって聞かせて、させてみせ、誉めてやらねば人は動かぬ」
昔の軍人山本五十六氏の言葉ですが、これも一緒に体験して学び動く事の大切さが
そこに含まれていると僕は思います。
さらに茂木さんが言っていたのが、動いている人は元気だと。
参加されているパネリストの方々もそうですが、やっぱりみんな元気で
活力があるんですよね、それも人間の根本的なところで大切だと言ってました。
それは先日のNHKプロフェッショナルで一緒になったイチローもそうだったと。
アメリカで4時間近く一緒にインタビューという形で話をしていたそうなんですが、
一般のなんか「難しい修行僧」的なイメージとは全く違う、砕けた感じで
ホントに生き物として元気なんだと言ってました。
ちょっと話は脱線しますが、それに僕はびっくりでしたね。
イチローさんといえばやっぱり一つの道を突き詰めているって感じで、
難しい感じなのかなぁと思っていたのですが、違うんですね。
あれだけすごい事しているのだから、とこれも先入観でしょうか。
まず僕がイチローさんすごいと思ったのが
イチローさんのレーザービームとアメリカで称された強肩です。リンク先を見てもらったら分かると思いますが、キャッチしたポールをノーバンド78mを真っ直ぐ3塁へ送球する。
いやマジこれはすごいと思いました、 その他スゴイ映像もついでにこちら→
前編 後編
そしてイチローさんが生き物として元気という言葉については、
なるほどという映像も出てきたのでこちら→
前編 後編
生き物として元気、健康で動けるという事は今の僕のポイントんでもあるので、
よぉーくわかりました、何事も元気である事が基本なのかもしれません、体を鍛えなくては!
話は脱線しましたが、
一番重要なのはやっぱり、社会、情報をよく見ている事と。
ただモノを作るのではなくて、問題解決型のモノを提案できるかどうか。
ただの特産品を作るよりも、必要なモノを提供できる
産業を作らないといけない。
まさにその通りですよね、ただのお土産作るよりも、
社会から必要とされているものを作る重要性を話されていました。
その中で人を育てる、プロジェクトリーダーを育てるという事。
これは前編でちょっと書き落とした部分ですが、
「根拠のない自信」、
それががあって人の一番の原動力となっているとか。
人間ハイハイしている赤ちゃんの時は
「自分がハイハイできるかな?」なんて思いませんよね、
何もかも前に進んでいる状態です。
まさにその通りですよね、根拠のない自信がある事で進んでいます。
僕らだって赤ちゃんのときはそれで進んできたはずです。
今は単純過ぎて難しい部分もあるかも知れませんが、
60%ぐらいしっかりした自分の芯を持って、
あとの40%は相手を受け入れる事が出来るような
柔軟な姿勢があっていいのではないでしょうか。
そして果報は寝て待てとありますが、それはありません、
社会の必要性を見極める事、行動を起こす事によって周りに必要とされる事。
やっぱり動く事、人と出会う事、熱くなる事をおっしゃってました。
そして不確実性から逃げないという事、すべて確実な事はないのですから
そこから逃げてはいけないという事ですよね。
とまぁとっても長いお話になってしまって、
ないよう部分にとりとめなかったり脱線していて申し訳なかったりするのですが、
今回のイノベーションフォーラムで僕自身が得たものでした。
そして最後に
「一生懸命な人は目を見たら分かる」
とか。
僕もまだまだなのでもっと一生懸命になれるようにがんばります!!